令和初の年末年始は9連休の人も多かったようですが、長いお正月休みを自宅でのんびり過ごしていた方もあっというまに1月6日(月)から仕事初め。
日曜日の夜に仕事が行きたくないと感じる「サザエさん症候群」や、新学期を過ぎた頃に襲う「5月病」は有名ですが、今年の正月明けは、同じような症状で悩む人が多かったようです。
Twitterでもこのような発言が飛び交っています。
こりゃ〜かんっぺきに正月病ってやつだわ…
今年の年末年始の休暇が例年より 多かったせいか”正月病“なるものが
年明け2日目、 やる気戻ってきません…… 調子も戻らない…… これが正月病か……
あまり今まで目にすることがなかった「正月病」。
これも他の症状と同じように、正式な病名ではありませんが、体が辛いことには変わりません。
この正月病、働いている人の結構な割合で感じる症状のようですが、放っておくと「うつ病」に発展するという可能性もあるのだとか。
個人的には年末年始に連休のない仕事のほうがよっぽど辛いとは思うのですが、休み過ぎも体に異常が起こるなんて人間はとても複雑ですね。
今回は、正月病の症状や、長引く場合の本当の対策を考えてみました。
気になる方は必見です。
Contents
正月病の症状と一般的な原因は?辛さはどれくらい続く?

どんな理由があるにせよ、体に異常が出るのは辛いものですが、具体的に正月病の症状とはどんなものなのでしょうか。
正月病の症状とは?
正月病の症状でよくあるのが、
- 体がだるい
- 体が重い
- 眠気がおさまらない
- 起き上がれない
- 気分が落ち込む
- 疲れやすい
- やる気が出ない
など、一般的なストレスによる疲れにもよくある体の不調ともいえます。
時期的にお正月明けに起こるから「正月病」というのですが、最近では4人に1人はこういう症状を感じることがあるそうです。
ちなみに、こういう症状は男女も年代も関係なく、症状を感じる人は特定されていなさそうです。
正月病の一般的な原因は?

正月病の原因は何かというと、3つ考えられます。
- 食生活の乱れ
- 生活リズムの乱れ
- 睡眠リズムの乱れ
年末年始は、いつもとは全く違う生活を送る人が多いのではないでしょうか。
- 普段は食べない豪華な食事が続く
- 三が日でお酒を飲み続ける
- 通勤が必要ないのでダラダラと過ごす
- 夜ふかしをして昼夜逆転する
普段は仕事をするために、気を張って生活していることもあり、こういう何もしなくても良い期間には一気に気が緩んでしまいます。
生活リズムをとことん崩してしまうと、通常運転に戻すのがきついのは当たり前ですね。
正月病の辛さの期間はどれくらい?

では、どのくらいこういう辛い症状が続くのかというと、一般的にはお正月明けの仕事始めから1~2週間の間と言われています。個人差もあるとは思いますが、この期間の間に徐々にいつもの生活リズムを取り戻してくると、改善されることがほとんどのようです。
ただ、この期間を過ぎるようであれば、正月病はただのきっかけに過ぎない可能性が大です。
本当の理由は、長い年末年始のお休みで起こる生活リズムの乱れではないかもしれません。
放っておくとどうなる?正月病の本当の理由を考えよう

体がだるくて、仕事に向かう足取りが重い・・・。仕事に行きたくない!という強い気持ちが2週間以上続くのであれば、それは正月病とは切り離して考えて見る必要があるかもしれません。
仕事に行きたくない!というのは、サラリーマンとして働いている大体の人が感じることでもある気がしますし、家族とともに過ごした幸せな時間が長ければ、どうしてもその余韻を引きずってしまうことは珍しいことではありませんよね。
ただ、あまりにも辛い症状が長く続くようならば、それはあなたが「仕事」に対して向き合うサインなのかもしれません。
つまり、仕事そのものが原因である可能性が高いです。
そのまま続けたら、うつ病や統合失調症など、深刻な病気の引き金にもなりかねません。
そうならないためにも、事前にしっかりと対策を取りましょう。
まずは、自分の仕事に対して、斜め45度上から俯瞰した目線で問いかけてみることをおすすめします。
あなたの今している仕事は、本当に自分が納得できる仕事ですか?
また、職場の環境もとても大切です。残業量や職場の人間関係のあり方などもいちど冷静に考えてみる時なのかもしれません。
正月病で仕事が憂鬱!?辛さが続くなら本当の対策を

一般的な正月病の対処法は以下の通りです。
〈1〉夜更かし、寝坊を避ける
〈2〉日光に当たる
〈3〉休暇明けの業務をシミュレーションして備える
〈4〉出社が楽しくなるような出来事をイメージする
〈5〉一人で悩まず、だれかに相談する引用元:https://otekomachi.yomiuri.co.jp/
これで辛さが解消されるなら万事OKですね。ただの正月病ということです。
ただ、いろいろと対処法を試しても解決しないようであれば、きちんと本当の対策を考えましょう。
本当の対策とは、あなたの「働き方」について意識することです。
仕事が楽しい・やりがいがある・自己成長を感じるなど、そういう気持ちが少しでもあれば、大抵の職場ではそんなに病むことなく仕事ができるはずです。

また、仕事とは別にでも、スキルアップや他に収入源を作るための勉強も効果的。
この仕事にしがみつくしかない!という依存の気持ちがなくなれば、仕事に対しても楽なスタンスでいられるのではないでしょうか。
まとめ
お正月明けは、退職代行サービスも大忙しというニュースも賑わっていました。
こう考えると、普段我慢して仕事をしていた人にとっては、年末年始は体が無理やり人生をリセットさせる自己防衛反応が起きるのかもしれませんね。
以前の私にも身に覚えがあります(笑)
こういった症状を抱える人は、おそらく正月病だけではなく、5月病やサザエさん症候群、ブルーマンデーなどを発症(正式な病気ではありませんが)する可能性も大いにありますね。しかも今後、毎年のように時期ごとに。
働くということは人の人生を左右することです。
あなた自身とその心を守るため、この機会にゆっくりと今の仕事や自己実現について意識して考えてみることをおすすめします。


